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I Believe In
Father Christmas
アイ・ビリーヴ・イン・
ファーザー・クリスマス
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I Believe in Father Christmas
クリスマスには雪が舞い
世界に平和が訪れるという
けれど、雨が降り続いていただけ
それは、降誕祭をつつむ涙のベール
覚えているのはクリスマスの朝
冬の灯火、遠くの聖歌
ベルの響き、ツリーの香り
瞳にきらめくクリスマスの明かり
クリスマスの夢を売り
「きよしこの夜」を売り
お伽噺を話して聞かせ
ヘブライで起こったことを信じさせた
ぼくはファーザー・クリスマスがいると思った
わくわくしながら空をみつめ
あくびをこらえて夜明けまで待った
そこで僕の見たものは変装した大人
夢のあるクリスマスを
勇気みなぎる新年を
苦しみも悲しみも
心から消え、道よ浄められよ
クリスマスには雪が舞い
世界に平和が訪れるという
ハレルヤ、ノエルよ、天国にも地獄にも
手にするのは、人にふさわしいクリスマス
<訳:絢>
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I Believe in Father Christmas
Greg Lake(EL&P) Lyrics
Written by Greg Lake & Pete Sinfield
(c) 1975
これは1970年代に一世を風靡した、プログレッシヴ・ロックの大御所「エマーソン・レイク・アンド・パーマー (Emerson, Lake & Palmer)」のヒット・ナンバーの一つですが、本来は Greg Lake のソロ名義の曲 で、UK/US盤とも1975年発売されているということです。ただし、1977年11月に発売されたEL&Pのメンバーによる「WORKS Vol.2」というLP盤の中には、Lake のオリジナルとは別の、EL&P演奏によるエンディング違いのヴァージョンが収められていたそうです。(この情報は志賀様から戴きました)
近年 Rhino Records からCDで再リリースされていると聞いています。
この作品が作られた当時は、アメリカはベトナム戦争 (1965-73) の只中で、毎年多くの若者が徴兵され、ベトナムの地では凄惨な悲劇が生まれました。また、その帰還兵の処遇をめぐっては深刻な社会問題も生じました。その世相を反映して、当時は非常に厳しい、世の中の矛盾をつく歌がたくさん作られ、歌われたようです。
歌詞は含蓄に富んでいて、裏の意味を考えると空恐ろしくなる部分もあります。「クリスマスの夢を売り」から「変装した大人」までの部分は、すべて別の意味に読み替えることが出来るでしょう。
この曲には「夢」や「祝福」はありません。むしろ、クリスマスを祝う心を逆なでするような言葉が続きます。
しかし、歌詞を注意深く読んで行くと、ここに歌われているのはクリスマスの否定でも、嘲笑でもないことに気づきます。
ここにあるのは、「偽りの現実」への疑問であり、「ほんとうのクリスマスはどこへいった?」という怒りです。
「ノエルよ、天国にも地獄にもなれ」という部分は、作者がどこにいるのかを暗示しているようです。
この標題「I Believe in Father Christmas」は、歌詞とは違って現在形で書かれています。そこには「それでもファーザー・クリスマスはいるんだ」という訴えが響いているように思えます。
<絢>
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